・田口屋製菓 イチオシメニュー
1957年創業、今年で67年目を迎える岐阜県大野郡白川村の飯島地区に位置する「田口屋製菓」は、白川郷の豊かな自然に囲まれた和菓子屋です。この店は、白川村の伝統と季節感を大切にした和菓子を提供しており、地域住民や観光客に愛される存在となっています。店構えは、白川郷の合掌造りを彷彿とさせる、素朴で温かみのある木造建築。店内に一歩足を踏み入れると、木の香りとともに和の落ち着いた雰囲気が広がり、どこか懐かしさを感じさせます。カウンター越しには、手作りの和菓子が美しく並べられており、一つ一つが職人の手仕事による丁寧な仕上がりを見せています。
・田口屋製菓 こだわり
『どぶろく羊羹』に並ぶ人気を誇る当店の看板商品。合掌造りの形をした皮の中に、紫蘇の葉を練りこんだ、あっさりとしたこし餡が入っています。紫蘇は、もなかに合うものを選んでいます。珍しい紫蘇風味のもなかをお土産にいかがでしょうか。「田口屋製菓」の特徴の一つは、地元の素材をふんだんに使った和菓子です。特に、白川村産の米やあずきを使った大福やまんじゅうが評判で、しっかりとした餅生地に包まれたなめらかなあんこが口の中でとろけます。餅のもちもちとした食感と、あんこの上品な甘さが絶妙なバランスを保ち、シンプルながらも奥深い味わいを提供しています。また、四季折々の風情を感じられる季節限定の和菓子も人気です。春には桜の花びらを模した「桜餅」、夏には爽やかな柚子を使った水ようかん、秋には栗をふんだんに使った「栗きんとん」、冬には地元産の赤あずきを使ったぜんざいが登場します。これらの和菓子は、見た目にも美しく、季節の移ろいを感じさせる一品ばかりです。田口屋製菓の和菓子作りのこだわりは、ただ美味しいだけではなく、白川郷の伝統と風土を反映させることにあります。例えば、五平餅は白川村の伝統食の一つで、香ばしい焼き加減と特製の味噌だれが特徴です。この五平餅は、田口屋製菓でも特に人気があり、白川郷を訪れる観光客にもおすすめの一品です。白川郷の山々で育った食材を使用し、昔ながらの製法で一つ一つ丁寧に作り上げられた五平餅は、田口屋製菓の看板商品とも言えるでしょう。また、田口屋製菓の店主である田口さんは、白川村で生まれ育ち、地元の文化と風習を深く理解している人物です。和菓子作りにかける情熱はもちろんのこと、地元の伝統を守りながらも新しい発想を取り入れる姿勢が印象的です。田口さんは「白川郷の風土を感じてもらえる和菓子を作り続けたい」と語り、その思いは和菓子の一つ一つに表れています。田口屋製菓は、白川郷の景観とともに和菓子を楽しめる、特別な場所です。観光の途中で立ち寄るのも良し、お土産として和菓子を購入するのも良し。伝統と自然の恵みが詰まった和菓子は、訪れる人々に白川郷の魅力を改めて感じさせてくれるでしょう。
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・田口屋製菓 店舗情報詳細